一眼レフカメラを持って出かけた時、美しい風景があれば必ずシャッターを切りますよね。
しかし、普段から一眼レフカメラで風景写真を撮り慣れていないと撮り方もわからず、なかなか良い写真が撮れません。
旅に出かけたときなどは一期一会の風景を失敗せずに撮りたいものです。
今回は、一眼レフカメラで風景写真を撮る上で最低限チェックしておきたい撮り方のポイントをみていきましょう。
とりあえず広角
居酒屋さんに入ったら、とりあえずビール。
一眼レフカメラで風景写真を撮るなら、とりあえず広角です。
風景の撮り方の基本は広角レンズ、広角側での撮影です。
雄大に広がる自然をダイナミックに写真に収めるなら、画角が広い広角レンズを使うと余すところなく撮影できます。
樹木や、スカイツリーのような縦長の風景も、画角が狭いと部分的にしか写せず、その大きさが伝わりにくい写真になります。
ただし、広角で何となく撮影してしまうと、ただの記録写真になってしまうこともあります。
構図を工夫するなどして、メリハリを出した撮り方をすることが大切です。
絞りを上手く使いこなす
風景写真は細部まで描写するということが大切です。
花畑を撮影したときに、花一輪だけピントがあっていて、他は大きくボケていたのでは何を撮影したかわかりません。
一眼レフカメラでなるべく広範囲にピントを合わせる撮り方のポイントは絞りです。
しかし、あまり絞りすぎるとシャッタースピードが遅くなるので、暗くなったり、手ブレなどに注意が必要となります。
風景写真の場合はF8くらいで撮影することが一般的です。
そこから、天候や、被写体にあわせて調整してみるようにしましょう。
太陽の向きに注意
風景写真は当然、屋外での撮影ですから、太陽の向きに注意した撮り方がポイントになってきます。
空を撮影するときは、基本的に太陽を背にした順光での撮影が基本となります。
順光で空を撮影すると、空が綺麗な青になります。
また、緑の鮮やかさも引き立つので、なるべく順光で撮影します。
フィルターマジック
一眼レフカメラの風景写真ではフィルターもよく使われます。
緑の鮮やかさ際立たせた撮り方をしたい場合はPLフィルターをレンズの前に装着します。
PLフィルターを使うと光の反射を抑えられるので彩度の髙い写真を撮ることができます。
また、水面などのギラツキを抑えるときもPLフィルターを使います。
PLフィルターはサングラスにもよく使われる偏光レンズなので、普段サングラスを使う人はその効果をイメージし易いかと思います。
また、NDフィルターもよく使われます。
NDフィルターはレンズに入る光を少なくする効果があります。
風や水の動きを撮影するときにシャッタースピードを遅くする撮り方をしたいときに使います。
フィルターはそんなに高価なものではない割に写真のイメージをガラリと変えてくれるので、風景を撮影するときは、ぜひ準備しておくとよいでしょう。