一眼レフカメラで絵画を撮影するときのポイントとは

美術館での撮影は、基本的に常設展示のものならば撮影可能になっていることが多々あります。

また、最近ではSNSでの拡散を狙って特別展示でも撮影が可能な場合もあります。

ただ、意外と難しいのが一眼レフカメラでの絵画の撮影。

今回は一眼レフカメラでの絵画の撮影をする際のポイントをみていきましょう。

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歪みをなくすためには望遠で撮影

ポートレートや風景写真では気づきにくいですが、一眼レフカメラで撮影すると、歪みが出ます。

四角い額を撮影するとよくわかりますが、額の直線が曲線になってしまうことがあります。

絵画を撮影するときにそういった歪みを回避するには、できるだけ望遠よりで撮影することです。

一眼レフカメラでの写真の歪みは広角側でより強くなります。

なので、絵画などの四角いものを歪みなく撮影するにはできるだけ離れて望遠よりで撮影するようにしましょう。

ガラスの映り込みに要注意

絵画などの美術品を撮影する場合、カメラと絵画の間にガラスがあることがあります。

ガラスの映り込みを避けるためには、照明の位置を調整する必要があります。

個人宅などで絵画を撮影する場合は、照明の位置を変えることで映り込みをなくすことができます。

また、レフ板などで写り込んでいるものを隠すことも効果的です。

ただ、美術館などで絵画を撮影する場合は、照明の位置は変更できないので、レフ板などで映り込む照明を隠すなどの対処が限界です。

レンズにPLフィルターを装着する方法もありますが、効果は限定的です。

なるべく絵画を正面にして映り込みの少ない角度を探すようにしましょう。

一眼レフカメラでは表現できない色がある

一眼レフカメラで撮影した絵画を見ても、何となく色が違う感じがするというようなことはありませんか。

一眼レフカメラは実は表現できない色というものがあります。

その代表的なものが「紫」です。

光の波長が短い紫は一眼レフカメラのセンサーが対応できずに青っぽく撮影されてしまうことがあります。

絵画の撮影をする場合は、カラーマップなどを一緒に撮影しておくとよいでしょう。

カラーマップの実物の色と、撮影したカラーマップの色を見比べることで、被写体の正確な色を再現することができます。

そういった色の違いを後から画像編集ソフトでレタッチして修正するとよいでしょう。

絵画の撮影のポイントをまとめ

絵画の撮影のポイントとしては、歪みを少なくするということ、ガラスの映り込みに気をつけるということ、色の再現性に気をつけるということがあげられます。

特に、色については、一眼レフカメラでは表現できない色もあるので、ホワイトバランスの調整だけでなく、全ての色が表現されているかを確認する必要があります。

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