「最近の一眼レフカメラは高性能なので、シャッターを押しさえすれば綺麗な写真が撮れる」なんて思っていませんか?
確かにそうなのですが、一眼レフカメラはスマホカメラやコンパクトデジタルカメラとは違い細かく設定できる、高性能だからこそ陥りやすい落とし穴があります。
初心者が一眼レフカメラで撮影する時に陥りやすい落とし穴についてみていきましょう。
せっかくの写真がブレている
一眼レフカメラはカメラ本体だけでなく、レンズでも手ブレ補正を行っているので手持ちで撮影しても手ブレは発生しにくくなっています。
それでも写真がブレてしまう場合は被写体が動いているということに理由があったりします。
子供を撮影するときなどは、子供が常に動いているのでブレやすくなります。
スマホやコンパクトデジタルカメラの場合は動いている子供がブレてしまうときは諦めるしかありませんが、一眼レフカメラは違います。
一眼レフカメラはシャッタースピードを変更できるので、動いている被写体をブレずに撮影したいときはシャッタースピードを上げてみましょう。
シャッタースピードを上げれば、動いている被写体でもブレずに撮影できます。
ただし、シャッタースピードを上げると写真が暗くなってしまうので、暗くならない程度まであげることがポイントです。
また、初心者の場合は、一眼レフカメラをうまく構えることができずに手ブレが起きている場合もあります。
一眼レフカメラは重いので正しく構えてブレないようにしましょう。
被写体にピントが合ってない
一眼レフカメラでの撮影で初心者が失敗してしまいがちなのが、ピンぼけしてしまうということがあります。
これは高性能な一眼レフカメラに起きやすい失敗だとも言えます。
最近の一眼レフカメラはとにかくAF(オートフォーカス)ポイントが多くなっています。
そのお陰で構図に合わせてピントを合わせる場所が変えられるのですが、これが逆にピンぼけの原因になってしまうこともあります。
ピンぼけを割けるためには一眼レフカメラのAFの扱いに慣れる必要があります。
AFポイントを変更したり、置きピンを使って狙った場所にピントを合わせられるようにしましょう。
置きピンとは構図を決める前にピントを合わせて、フォーカスを固定したまま撮影するテクニックです。
水平がとれてない
一眼レフカメラは小さなファインダーを覗きながら撮影するので初心者の失敗が多いのが、写真の水平が取れていない写真です。
一眼レフカメラの機能には水準器が付いていて、傾きを教えてくれるものもあります。
特に海などを撮影するときは水平がとれていないと残念な写真になってしまうので、撮影のときは水平を意識するようにしましょう。
被写体が真っ黒
一眼レフカメラはスマホやコンパクトデジタルカメラに比べるととにかく明るい写真が撮れます。
しかし、それによって被写体が真っ暗になってしまうことがあります。
逆光で人物を撮影したときに起きやすいのですが、強い光に露出が合ってしまい、人が暗くなってしまうことがあるのです。
そういった場合は露出をプラスにして顔が明るく写るように調整してあげましょう。
さて、このように書いていくと、一眼レフカメラって難しいと初心者の人は思ってしまうかもしれません。
ですが、これはスマホやコンパクトデジタルカメラでは撮れない写真が一眼レフカメラでは撮れるからこそです。
せっかく一眼レフカメラを持っているのですから、いろいろな設定を変えて様々な場面での撮影に挑戦してみましょう。