一眼レフカメラで遠くのモノを撮影すると後からみたらブレブレ。
望遠レンズを使った撮影でよくある失敗ですね。
一眼レフカメラで遠くのモノを撮影するときのポイントをみていきましょう。
望遠は脚が必須
基本的に、一眼レフカメラで遠くのものを撮影するときは三脚か一脚が必須です。
プロスポーツのカメラマンなどを見ればわかりますが、望遠レンズには必ず一脚を装着しています。
一脚は、三脚程は嵩張らず、カメラも動かしやすい上、遠くの動いている被写体を望遠で狙うときはよく使われます。
子供の運動会やお遊戯会などでは三脚の使用が禁止されているケースもありますが、一脚は特に禁止されていることは少ないので、そういう場合には一脚を使って遠くの子供撮るようにするとブレは少なくなります。
望遠レンズを使って遠くのモノを撮影する機会が多い人は三脚か一脚を用意しましょう。
脚がないときは手持ちのもので固定
三脚や一脚は遠くの被写体を撮影するときはできれば揃えておきたいツールですが、すぐに買えないということや、持っていくことを忘れたときなどもあることでしょう。
そういうときは、なるべくカメラを固定して撮影するようにしましょう。
一眼レフカメラに望遠レンズを装着するとかなりの重量になるので手だけで固定しようとするとどうしてもブレやすくなります。
手すりや柵などを使ったり、しゃがんて脚を使ってカメラを固定するなど、カメラがなるべくブレないようにします。
シャッタースピードを優先しよう
一眼レフカメラで遠くのモノをブレずに撮影するためにはシャッタースピードにも注意しましょう。
ある程度のシャッタースピードがあれば、ブレは最小限に抑えることができます。
一眼レフカメラはシャッタースピードを自由に設定することができます。
焦点距離とブレの出にくいシャッタースピードを把握しておけば、遠くの被写体を狙う時でもブレを抑えることができます。
参考データとしては焦点距離が300mmのときは1/500くらいがブレにくいシャッタースピードとされています。
実際に撮影する時は、明るさなどにあわせて調整しましょう。
手持ちで撮影するときはかなりシャッタースピードが速めになります。
しかし、シャッタースピードを速くしすぎると、写真が暗くなってしまう場合があります。
写真が暗くなった場合はISO感度を上げることで対応できますが、それにも限界があります。
特にF値が点滅しているときなどはシャッタースピードの限界値です。
シャッタースピードと写真の明るさのバランスをとって、ブレの出にくい設定値を探しましょう。