スポーツ撮影というのは一眼レフカメラを持っていると機会の多い撮影ですよね。
その中でも野球はよく撮影する機会があることでしょう。
今回はスポーツ撮影の中でも野球にスポットをあててみていきましょう。
野球撮影の焦点は焦点距離
一眼レフカメラでスポーツ撮影をするときは、レンズの焦点距離が重要となります。
グラウンドの外から撮影しなければならないスポーツ撮影で、選手の躍動する姿を捉えるには焦点距離の長さがモノを言います。
特に、野球は焦点距離が重要です。
なぜなら、野球は選手までの距離がとにかく遠いからです。
同じスポーツでもサッカーの場合は、選手が右に左に動くので、意外と選手が近くまで来ることもありますが、定位置が決まっている野球はそういったことが皆無です。
レフト側外野席からファーストやピッチャー、キャッチャーは豆粒です。
野球の撮影をするときはAPS-C機なら専用レンズで200mm以上、フルサイズ機なら400mmは必要です。
実はこれでもちょっと足りていません。
内野席から撮影するならギリギリ許容範囲かなというような距離です。
スタジアムで撮影するならば、さらに長いレンズを使う必要があります。
もちろん、少年野球であれば、これくらいの焦点距離でも十分撮影可能です。
目的の選手で座席を決めよう
少年野球、プロ野球共に言えることですが、野球撮影ではポジションがとても大切です。
なんせ、野球は自分の守備のポジションからほとんど動くことはないからです。
また、バッティング中の選手を撮影したい場合は、左右どちらの打席に立つのかで撮影ポジションはファースト側か三塁側か変わります。
なるべ選手を正面で捉えられるようなポジションを探しましょう。
ピッチャーとバッターはシャッター速度に注意
一眼レフカメラでの野球撮影は基本的には簡単です。
日中のグラウンドであれば、太陽光が十分明るいですし、スタジアムのナイターではしっかりとした照明があるからです。
しかも、守備についている選手はボールが来るまで止まっててくれるので、特に設定せずにシャッター切っても大丈夫です。
ただし、難しいのがピッチャーとバッター、そしてボールが動いている瞬間の撮影です。
ピッチャーが投げる瞬間やバッターがボールを打つ瞬間、クロスプレーの瞬間などを撮影する場合はいかに一瞬を切り取るかということが勝負になってきます。
その場合は一眼レフカメラのシャッタースピードの設定がポイントとなってきます。
一眼レフカメラはシャッタースピード優先モードで写真が暗くならない、ISOが上がりすぎてノイズが出ないところまでシャッタースピードをあげてあげると、瞬間を切り取ることができます。