都会の光が宝石箱の様に瞬く夜景写真。
一眼レフカメラを持っているなら一度は撮影してみたいですよね。
今回は初心者の人でも綺麗に写せる夜景の撮り方についてみていきましょう。
目次
絞りを変えると光が変わる
一眼レフカメラで夜景の撮影をするときはF8くらいの絞りにすることがベーシックな撮り方なのですが、これには理由があります。
一眼レフカメラ初心者は夜景を撮影する時、とりあえず絞り値は小さくして明るい写真を撮ろうとしがちですが、夜景の撮影では絞り値をあげることが撮り方のポイントとなります。
さて、なぜ絞り値をあげるのでしょう。
夜景撮影のときに限らず、太陽やライトなど光っているもの撮影するときは絞り値をあげると光芒がはっきりと現れます。
光芒とは光源から広がる光の筋で、光芒が綺麗に出るとキラキラした印象の写真を撮影できます。
ただし、絞り値をあげる撮り方では夜景ではシャッタースピードがかなり遅くなります。
シャッタースピードが遅くなると手ブレが発生しやすくなるので、三脚などの対策が必要です。
三脚は基本
夜景の撮り方としては、やはり三脚を使った撮影が基本となります。
夜景の定番としては、山やビルなどから都市部を見下ろす写真などですが、遠くの小さな光までしっかり撮影するにはシャッタースピードも遅くなり、手ブレも発生しやすくなるので三脚が必要となります。
先ほど書いたように光芒を綺麗に写すためにも三脚が必要です。
夜景をよく撮影するなら一眼レフカメラ初心者でも三脚は購入したほうがよいアイテムと言えます。
手持ちの場合はISO頼み
さて、夜景の撮り方は三脚が基本と書きましたが、三脚を持っていない一眼レフカメラ初心者にとってはそこまでの夜景写真は求めてないという人もいるかもしれません。
それに、夜景を取る場所によっては三脚を設置できない場合もあります。
クリスマス時期などのイルミネーション撮影では人通りが多いので三脚は不向きですね。
そんなときは、ISO感度を高めてシャッタースピードをなるべく速くする撮り方で対応しましょう。
ISO感度を上げすぎるとノイズが多くなりザラザラした写真になりますが、妥協できる感度まで上げれば、手持ちでも手ブレせずに夜景を撮影できます。
以上のように夜景の撮り方としては、絞り値やISO感度などを調節する撮り方が必須となってきます。
しかし、初心者がベストな調節をするのは難しいですよね。
夜景の撮影は、スポーツ撮影のように瞬間に合わせて撮影する必要はありません。
じっくりと時間をかけて、様々な設定で撮影してみましょう。
何度も撮影してみるとベストな設定がだんだんと理解出来るようになってきて、素敵な夜景が撮れることでしょう。