一眼レフカメラはWズームキットなどを買うと望遠レンズが付属していたりします。
また、子供の運動会を撮影する場合には望遠レンズが必須です。
このように初心者でも触れる機会が多いのが望遠レンズです。
望遠レンズの撮影のポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。
目次
望遠レンズとは
一眼レフカメラの望遠レンズはどんなものかと定義するのは難しいところですが、一般にはレンズに書かれている望遠側の焦点距離が200mmを超えてくると望遠レンズと呼ばれます。
ただし、センサーサイズによっても変わってきます。
APS-Cだと、200mmでかなりの倍率となりますがフルサイズ機では遠くのモノを写すにはちょっと物足りない倍率です。
400mmを超える望遠レンズは高額なレンズになってきますが、APS-C機ではバードウォッチングや飛行機写真などに活用できますし、フルサイズ機でも1.4倍のテレコンを噛ませるなどすれば同じように活用できます。
一脚を活用しよう
運動会などスポーツの場面で活躍することが多いのが望遠レンズですが、焦点距離が長くなると、とにかくブレやすくなります。
晴天であればシャッタースピードが速いので手持ちでもなんとかなる場合もありますが、曇りやナイターの撮影ではブレてしまうことがあります。
また、レンズ自体の重さもあるので、一眼レフカメラの重さに慣れていない初心者だとレンズの重さもプラスされてブレることもあります。
そんな時に用意しておきたいのが一脚です。
一眼レフカメラの望遠と言えば三脚というイメージのある初心者の人も多いかもしれませんが、スポーツ撮影などでは一脚の方が使いやすいです。
一脚はカメラを左右自由に振りながらも固定して撮影できるのでスポーツなどの動きモノを望遠で撮影するのは最適です。
望遠レンズの効果
一眼レフカメラに望遠レンズを付けると、遠くのモノを大きく撮影することができます。
いわゆる「引き寄せ効果」と呼ばれるものです。
引き寄せ効果は初心者でも名前を知らなくとも意識せずに使っていることでしょう。
望遠レンズを使う時に初心者が意識したいもう1つの効果としては、「圧縮効果」があります。
望遠レンズはメインの被写体と背景の遠近感を圧縮する効果があります。
よく、飛行機が月や夕日の中を飛んでいるように撮影された写真がありますが、あれは圧縮効果を活かした写真です。
また、空間を圧縮する効果もあります。
桜などの花や、人混み、渋滞などの群になっているものを望遠レンズで撮影すると、密集している様子を表現することができます。
望遠レンズで撮影するときは、単に遠くのものを撮影するだけではなく、これらの効果にも注目して撮影するとよいでしょう。