洋服を買った時にサイズを間違った、なんてことは誰にでもあることだと思います。
しかし、万が一にも間違えると大変なのが一眼レフカメラの交換レンズです。
交換レンズのサイズともいえるマウントを間違えると、互換性がない場合には返品、場合によっては返品不可でお金が無駄になるということもあります。
さて、そんな気になる交換レンズの互換性についてみていきましょう。
実は大概のものはアダプターでなんとかなる
一眼レフカメラで交換レンズを選ぶときは、他社マウントの場合は互換性がないから気をつけようとよく言われます。
確かにマウントが違う他社製品の場合は互換性はないのですが、使うことはできます。
それはアダプターを使う方法です。
もちろん、互換性はないのでAFや手ぶれ補正などの一部機能は使えないことがありますが、アダプターを介することで装着して使うこともできます。
ただし、アダプターが使えない場合もあるのでやはり注意が必要です。
フランジバックに注意
レンズの互換性がない場合、アダプターを使って使える場合と、使えない場合があります。
それはフランジバックに依ります。
フランジバックとは、レンズの接合面からイメージセンサーまでの距離です。
例えば、C社のカメラのフランジバックはN社のフランジバックよりも短いので、アダプターでフランジバックを長くすることができるので、アダプターを使ってN社のレンズをC社に使うことができます。
しかし、逆にN社のカメラはフランジバックを短くできるアダプターなんてこの世に存在しないので、C社のレンズは使えません。
このようにフランジバックによってアダプターが使えるか使えないかが決まってきます。
一眼レフカメラとミラーレスの交換レンズ
さて、フランジバックとアダプターの関係性がわかったところで、一眼レフカメラとミラーレス一眼の交換レンズの互換性について考えてみましょう。
当然ながら、両者に交換レンズの互換性がないことは、マウントうんぬんの前にフランジバックが見た目からして違うということからわかりますね。
では、アダプターはどうなのでしょう。
これもフランジバックの関係から見えてきます。
一眼レフカメラの交換レンズはアダプターを介してミラーレスに使えますが、ミラーレスのレンズは一眼レフカメラには使えないということになります。
ミラーレス一眼の場合、一眼レフ用の交換レンズとメーカーが同じならAFや手ぶれ補正などの機能も専用のアダプターを介することで使うことができます。
ミラーレス一眼ではこういった例外もありますが、基本的に交換レンズはマウントが違えば互換性はありません。
交換レンズを購入する際にはマウントは十分気をつけて購入する必要があります。
また、レンズをもらったりした場合は、マウントが違う場合はアダプターを探してみると使える場合があるということ頭に入れておきましょう。