一眼レフカメラが得意とするのが夜などの暗い場所での撮影です。
昨今はスマホのカメラの性能も良くなり、一眼レフカメラに迫る撮影もできるようになってきました。
しかし、暗い場所では大きなレンズとセンサーをもった一眼レフカメラが圧倒します。
一眼レフカメラで夜に暗い場所で撮影するときのポイントをみていきましょう。
三脚を使って手ブレを防ぐ
夜、暗い場所での撮影は何と言っても手ブレに注意する必要があります。
暗い場所での撮影ではシャッタースピードが遅くなるので手ブレが発生しやすくなります。
特に夜景を撮影する場合などは三脚が必須です。
三脚を使って撮影すると、スローシャッターを使って車のライトを線状に撮影したり、面白い撮影が可能です。
暗い場所で三脚を使うと、シャッタースピードを自由に変えられる一眼レフカメラの機能が大きく発揮されます。
ノイズに注意
夜、暗い場所での撮影は手ブレだけでなく、ノイズにも注意しなければなりません。
ノイズとは、暗い場所で撮影したときに、画像がザラザラした質感のように写ってしまう現象で、拡大してみると画像全体に細かいまだら模様のようなものが広がっているように見えます。
このノイズは、主にISO感度を上げすぎると発生しやすくなります。
最近の一眼レフカメラはISO感度をかなり上げて撮影することが可能ですが、暗い場所での撮影では上げすぎたことによりノイズが出るので注意です。
シャッタースピードを速くするなどして、ISO感度をあまり上げずに撮影するようにしましょう。
内蔵フラッシュは極力使わない
暗い場所で、一眼レフカメラを設定オートにして撮影すると、内蔵フラッシュを使う選択をカメラがすることがありますが、内蔵フラッシュは極力使わない方が綺麗な写真が撮れます。
内蔵フラッシュは、被写体に前からのみ光を当てるので、立体感の少ない写真になりがちです。
一眼レフカメラは暗い場所でもシャッタースピードを調節することで、フラッシュ無しでもかなり明るく撮影が可能です。
どうしても明かりが足りずに内蔵フラッシュを使わざるを得ない場合は、内蔵フラッシュの前に白い紙を置くなどして光を拡散してあげると立体感のある写真が撮れます。
暗い場所でのポートレート撮影などを高い頻度でするのならば、外部ストロボを入手しておくとよいでしょう。
玉ボケを作ろう
一眼レフカメラの魅力といえば、ボケですが、夜の暗い場所では玉ボケを作ることができます。
玉ボケとは、背景の光が丸い玉状にボケて映る現象です。
玉ボケがあると、夜の雰囲気が伝わりやすい写真や幻想的な写真になります。
夜の撮影のときは、玉ボケが出来る場所を探すようにするとよいでしょう。