一眼レフカメラのピントが合わない。
何を撮影しても、微妙にピントがズレるといったことはありませんか?
もしかしたら、それは自分が持っている一眼レフカメラの固有の問題かもしれません。
カメラのAFをチェックする
何を撮影してもピントが合わない場合、一眼レフカメラのオートフォーカス・AFがズレている可能性があります。
AFにズレがないか確認するにはAF確認ツールを使います。
AF確認ツールとはいわゆるテストチャートと定規がセットになったようなものです。
精度が求められるので1万円ほどで販売されていますが、チャートを印刷して定規を使うことで自作することもできます。
いずれにせよ、AF確認ツールを使ってAFのチェックを行うことがピントが合わない原因を探る第一歩です。
AFがズレてしまう原因
一眼レフカメラのAFがズレてしまう原因としてはフランジバックのズレが主な原因となります。
フランジバックとはレンズマウント面からイメージセンサーまでの距離です。
この距離が衝撃や長年の使用による経年劣化などが原因で出荷時からズレてしまうことがあります。
そうするとAFセンサーは誤認識をしてピントを前後にズラして合わせてしまうことがあります。
何を撮影してもピントが合わないのはこれが原因の場合があります。
レンズが原因の場合も
ピントが合わない原因はレンズにある場合もあります。
AF確認ツールでピントのズレが確認出来たら、原因がレンズにあるのか、一眼レフカメラ本体にあるのかを確認しましょう。
方法は簡単です。
レンズを変えてAF確認ツールを使ってみることでどちらに原因があるのかわかります。
レンズとカメラには相性のようなものがあり、あるレンズで撮ると毎回前より、後ろよりにピントがズレるという現象が起きることがあります。
そういったレンズのクセでAFがズレていないか確認しましょう。
もし、交換レンズを持っていない場合は、個人でピント調整整出来ないこともありませんが、交換レンズを買った時にまたピントが合わないということもあるので、サービスセンターにピント調整を依頼しましょう。
ズレたAFの調整方法
一眼レフカメラにはAFのピント調整機能があります。
調整方法は機種によって異なるので、説明書で確認しましょう。
この調整は、本体の調整だけではなく、レンズごとにピント調整することも可能なので、レンズが原因でピントが合わない場合でもピント調整は可能です。
入門機などではピント調整機能がない場合もあるので、その場合はメーカーのサポートセンターで調整してもらう必要があります。