一眼レフカメラで星空撮影というのは、一眼レフカメラを持っている人なら一度は挑戦してみたいですよね。
難しそうに思えるかもしれませんが、三脚さえあれば、あとは撮り方のポイントをいくつか抑えることで撮影可能です。
今回は星空を綺麗に撮る撮り方のポイントをみていきましょう。
レンズは広角を使う
まず最初に撮り方のポイントとなるのはレンズの選び方です。
とは言っても、レンズは一眼レフカメラを買った時に付属していたキットレンズの標準ズームなどでも大丈夫です。
ポイントは広角を使うということです。
やはり星をいっぱいの星空を撮影するには広角でより広い面積の空を写す必要があります。
一眼レフカメラで撮影する画像の大きさは望遠でも広角でも変わらないので、星の密度を高める撮り方をするには、星がたくさん写る広角が有利です。
星を線にしない
星空を綺麗に撮影する撮り方のポイントとしては「星を線にしない」ということもポイントです。
星が円を描くように線状に写っている写真もありますが、狙って線状の写真を撮影するのでなければ、いかに星を点にするかということが星空を綺麗に撮影するポイントとなります。
なぜ星が線状になるかというと、言うまでもないですが地球が自転しているからです。
地球は1時間で15度しか自転していませんが、一眼レフカメラのシャッターを数十秒開けたままにする星空撮影では大きな影響があります。
その影響をするなくするには、20秒程度のシャッタースピードにする撮り方がよいのですが、シャッタースピードは星の明るさや、ISOによるノイズの発生にも関係するので、微調整が必要です。
大敵は雲と月
綺麗な星空の撮り方としては、雲や月のないタイミングを狙うということも大切です。
月があると、月明かりが強いので星が見えにくくなります。
できれば新月のタイミングがよいでしょう。
月は周期的に動いているのでちょっと調べればすぐにわかりますが、問題は雲です。
雲の動きをみるにはアプリを使います。
星空撮影愛好家御用達の雲の動きを正確に予測してくれるアプリがあるので、撮影日の雲はそういったもので確認するとよいでしょう。
仕上げはレタッチ
さて、綺麗な星空写真を完成させるには、レタッチが欠かせません。
一眼レフカメラではRAWで撮影することが可能なので、撮影後もホワイトバランスやコントラストを結構な幅でレタッチがすることができます。
ネット上にある星空写真も、多くのものが撮りっぱなしの画像ではなく、ホワイトバランスや階調、アンシャープマスクなどを施したりしています。
せっかくRAWで撮影できる一眼レフカメラですから、最後はレタッチすることで納得の星空写真にしてみましょう。