一眼レフカメラの月の撮り方。
魅力的ではありますが、何やら難しそうですよね。
そもそも月をどのくらいの大きさで撮れるのでしょう。
月の撮り方のポイントについてみていきましょう。
レンズはそこまで望遠でなくてもよい
クレーターまで写る月の写真。
一眼レフカメラで撮影する場合、一体どれくらい長い焦点距離が必要なのでしょう。
実はそこまで長い焦点距離は必要ではありません。
APS-C機であれば、200~300mmといった最大焦点距離の望遠レンズがあれば撮影可能です。
一眼レフカメラ入門機のダブルズームキットを買うと付属してくるレンズですね。
しかし、200mmで月を撮影しても豆粒のようにしか写りません。
クレーターまで見えるためにはどのような撮り方をすればよいのでしょう。
ポイントはトリミング
一眼レフカメラに200mmくらいの望遠でクレーターまで見える月の撮り方のポイントはトリミングです。
撮影後の画像を月を中心にしてトリミングしてみましょう。
そうすると、200mmくらいでも十分に大きな月になります。
もちろんトリミングすることで大きく印刷することはできませんが、パソコンやスマホで見る分には十分な大きさの画像となります。
月を撮るための機材
レンズは200mm以上ということがわかりましたので、次は機材についての月の撮り方をみていきましょう。
機材については三脚が必須となりますが、その他については必須ではありません。
トリミングして拡大をすることを考えると手ブレは完璧に抑える必要があるのでやはり三脚は必須になります。
また、シャッターボタンを使うと、押した時にカメラが振動してしまうのでレリーズも欲しいところですが、一眼レフカメラとスマホを連携させて遠隔操作したり、2秒くらいのタイマーシャッターを使うことで、シャッター時のブレは抑えることができます。
一眼レフカメラの設定
一眼レフカメラの月の撮り方で、最大の難関といえるのが設定と思われる人も多いでしょう。
しかし、これもさほど問題ではありません。
マニュアルモードにして、絞りをF8、シャッターを1/400、ISO感度を400に設定するだけです。
これで満月ならば大体良い具合に撮影できます。
明るすぎる場合はシャッターを1/800まで早くしてもよいでしょう。
また、半月などで明るさが足りない場合は1/200にすると明るくなります。
月の撮影は難しいようですが、手順を守れば意外と簡単です。
もちろん、月の撮影にどっぷりハマれば超望遠レンズを購入してもよいですが、まずは手持ちの望遠レンズなどで手軽に挑戦してみましょう。