一眼レフカメラを持っていると頼まれることが多いのが結婚式の撮影。
友人は気軽な感じで頼んでいるのかもしれませんが、頼まれた本人にとってはけっこうなプレッシャーですよね。
今回は失敗しない結婚式の撮影のコツについてみていきましょう。
目次
事前の打ち合わせは必須
結婚式の撮影で重要なのは事前の打ち合わせです。
結婚式の主役は新郎新婦です。
新郎新婦がどのような写真を希望しているのかを事前にリサーチしておけば、撮影した後に「あの場面がない」といった失敗をすることも少なくなります。
あと、当日の流れを確認しておけば撮影ポジションも取りやすくなります。
フラッシュは外部ストロボで
結婚式会場は新郎新婦の入退場やキャンドルサービスなどのタイミングで照明が変わります。
撮影チャンスに照明が落ちていることもあるので、外部ストロボを準備するとよいでしょう。
一眼レフカメラの内蔵フラッシュでは正面からしかフラッシュが当てられないので、立体感のない写真になったり、肌のテカリが目立ってしまうので良い写真は撮れません。
外部ストロボを上に向けて天井バウンスさせるか、ディフューザーを使って光を拡散させると暗い場所でも新郎新婦を綺麗に写すことができます。
外部ストロボが準備できないときは、フラッシュ無しでの撮影と決め打ってもよいでしょう。
最近の一眼レフカメラはISO感度をかなり上げられるので、手ブレしないギリギリのシャッタースピードで撮影すれば、けっこう明るい写真を撮ることができます。
内蔵フラッシュだけに頼るくらいなら、フラッシュ無しで撮影した方がよい写真が撮れます。
保存形式はRAWで
結婚式での撮影はRAWで保存するようにしましょう。
一眼レフカメラはRAWとJPEGで保存できますが、RAWで保存しておけばあとから現像時に明るさやホワイトバランスの調整が可能です。
結婚式での刻々と変化する照明にいちいち一眼レフカメラの設定を合わせていくことは大変です。
大まかに露出補正をしておいて、現像時に細かい調整をするようにしておけばシャッターチャンスでも慌てずに撮影できます。
常に周囲に気を配る
結婚式の撮影で最も注意しなければならないの周囲に気を配るということです。
結婚式の撮影では出席者全員が新郎新婦に注目しています。
ケーキ入刀の場面で、出席者からはカメラマンの背中しか見えなかったなどということがないようにしましょう。
また、出席者は高価なドレスや着物、スーツを着ています。
撮影に夢中になってドリンクなどをこぼしたり、料理を運ぶ人とぶつかってこぼれたものが出席者の服にシミを作ったりなどということがあっては悲惨です。
撮影中は常に周囲に気を配ることが大切です。